「その質問もAIに聞いてみよう」非エンジニアが2日でLP制作
AIと挑んだ瀬戸内と「PROJECT ORANGE」の裏側
課題
- AIプロジェクトの特設サイトが必要だが、社内にエンジニアやAI活用ができるメンバーがいなかった
- プロジェクト募集の開始までに短期間で完成させる必要があった
解決策
- Cursorを使ったLP制作の手順をハンズオン支援、非エンジニアでも制作できる体制を構築
- Zoomレクチャーや動画サポートで、エンジニア経験のないメンバーでもプロンプト活用からデプロイまで学べる環境を提供
- 質問対応・設計アドバイスを通じ、効率的な制作手順とツール活用スキルをインストール
効果
- たった2回のセッションでLPの設計から公開まで実現
- 募集時に「LPがあることで信頼感が増した」という声が参加者から寄せられた
- 大幅な変更も、自社で対応ができたことで費用と調整コストを大幅に削減
瀬戸内と『ORANGE AI』プロジェクト特設サイト
※画像をクリックすると制作実績全体が確認できます
インタビューを受けてくれた方
山口寛奈様
山口様:瀬戸内と株式会社は、地域メディア「セトフラ」を中心に、スタートアップファンド「SetouchiStartups」、すべての挑戦に寄り添う「SETOUCHI TO 共感投資」の三本柱で事業を構成しています。
その他にも『PROJECT ORANGE』という、学生に成長のチャンスを届けるプログラムを複数運営しております。週末の起業体験プログラム『ORANGE DAYs』、次世代起業家・クリエイターの対話の場『ORANGE CAMP』、そしてAIを活用して実際にやりたいことを実装する『ORANGE AI』。『PROJECT ORANGE』を通じて、学生がリアルな挑戦の中で学び、成長する機会を提供しています。
活動をしていて一番面白いのは、学生たちが真剣に悩み、挑戦する姿を目の前で見られること。VC・投資事業により、学生の挑戦をより多角的に後押ししています。
山口様:WolkinにはLP制作の支援をお願いしました。といってもWolkinに制作を頼むのではなく、私がAIを使ってLPを作れるようにハンズオンで支援してもらうというものです。
私はビジネスサイド出身で、前職ではGASを少し触ったことがあるくらいで、本格的な開発経験はありませんでした。Slack通知を自動化しようと試みたとき、最後はエンジニアに頼らざるを得なかったという体験もしています。
そんな中で始まったのが瀬戸内と株式会社での『ORANGE AI Project』です。経済産業省による令和6年度「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業(AKATSUKIプロジェクト)」の採択を受け、岡山県・瀬戸内エリアの若者が、自分の「原体験」と「社会課題」を掛け合わせ、AIを活用したソリューションを形にしていくプロジェクトで、特設サイトを作ることになりました。ただし当社にはエンジニアが不在で、どう制作するか困っていたんです。外注もできましたが「せっかくAIプロジェクトを走らせるのに、AIを使って自分たちで作った方が面白いよね」となり、Wolkinにお願いすることにしました。
山口様:Wolkinの中薗さんとはもともと友人だったのですが、仲間内で開かれたCursor入門講座に参加したのがAI支援をお願いすることになった最初のきっかけです。非エンジニアの私でも黒い画面を通じてAIと対話しながら開発できることに驚きました。ChatGPTに質問するのも便利ですが、もっと複雑な作業にはCursorの方が向いているなと感じましたね。
Wolkinのお2人はレスポンスが速くて頼りになるところが決め手でした。すぐにでもランディングページを制作する必要があったのですが、コミュニケーションがそもそもスピーディーなので、頼りになるなと感じていました。
山口様:はじめに、当社用にカスタマイズされたCursorを利用したページ制作の手順を説明した動画をいただき、自分の手元で手順を再現できる形にしてもらいました。制作にあたっての手順に加えて、Cursor利用のTipsなども含まれていたので、やりたいことがすぐ実現できました。その後もデザイン変更を相談したり、デプロイ、Git・Netlifyの操作まで幅広くサポートしていただきました。その後はハンズオン支援を受ける時間を複数回設けていただき、完成に近づけていきました。
支援を受けている中で、中薗(拓巳)さんに言われて印象的だったのは「今したその質問を、そのままCursorに投げてみると良いよ」。とにかくなにか質問があればCursorに打ち込む、という考え方に替わったのが大きかったですね。これまで何時間もかけていた作業が数分で終わることもあり、2〜3回の伴走でサイトが完成しました。
途中でメインカラーやテイストを大幅に変更することになり、最初は既存のデザインをベースに修正を試みていたのですが、「ゼロから作り直した方が速い」とアドバイスをもらって、結果的に作り直しました。これが正解で、納期に間に合っただけでなく、外注していたら費用や調整コストが増えていた部分を自分たちで対応できたのは大きな成果でした。
山口様:まずはプロジェクトのランディングページが数日間で爆速で完成したこと。プロジェクトに参加する学生募集の際に、"ちゃんとやっている"部分が伝わるようになったことです。募集フォームだけではなく、きちんと情報が整理されたLPがあると、学生が安心して応募できる導線になりますよね。
また、自身が「とりあえずAIに聞いてみよう」というマインドセットになったことで、先日からプロジェクトが始動しているのですが、参加する学生に向けても「それAIに聞いたら良いんじゃない?」というアドバイスをしているくらいです(笑)。分からなければAIに聞き、さらに難しければ人に相談するという流れができていますね。これは業務効率だけでなく、メンバーの学び方や仕事の進め方そのものにも変化を与えたと思います。
山口様:今回の支援で、AIは特別なスキルがある人だけが扱うものではなく、私たちのような非エンジニアにも身近な道具になると実感しました。学生たちにとっても「まずAIに聞いてみる」という姿勢が根付けば、挑戦のハードルは一気に下がります。
今後は『ORANGE AI Project』の中でもAI活用をさらに広げ、学生が自分のアイデアをよりスピーディーに形にできるような環境を作っていきたいです。AIを武器にできる組織が、どんどん増えていく未来を楽しみにしています。